新海誠展に行って参りました!
行って参りました。
結論から言うと、1600円ぐらいのチケットを買って滞在時間30分程だったと思います。
休日で人が多かったのもありますが、展示品がじっくり眺めて楽しむものというより
完全に読み物が多かったのでざっくり一通り眺めて物販でカタログを買って自宅でじっくり読む事にしました。
製作スタッフのインタビュー等なかなか熱い内容で、ボリュームもそこそこあって個人的にはとても楽しめました。
作品内でも美麗で印象的なシーンをじっくり眺められるのもなかなか嬉しいポイント。
こういう制作スタッフへの指示とかの書き込みも見ててなんか楽しい。
っていうかユキノせんせー素敵過ぎて見てて全然飽きません。
せんせーに会いたくて展覧会行ったようなものなので、このカタログは永久保存版です。
せんせ~
チケ代+カタログで4000円位ですけど、新海誠さんの大ファンやアニメーター志望の方そしてせんせーの信者の方は今回の展覧会、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
コンビニ店員にイラついてしまった瞬間
【お昼休みにご飯を買いに行った時の話】
皆さん普段何処でお昼ご飯を買ったり、外食したりしますでしょうか?
女性の方ならおしゃれなカフェで優雅に食事されたり、おいしいパン屋さんで焼き立てのパンを買ったりするのでしょうか?
私は男なのでもっぱら有名チェーン店の牛丼ですとか
うどんやら蕎麦やらだったり
そこら辺に落ちてる物を適当に食べたりして適当に済ませてます。
ただ、たまには人間らしい物を食べたくなる時だってあるんですよ?私だって…
そんな時は職場の近くにあるロー〇ンにご飯を買いに行きます。
何という贅沢
店内を物色して、めぼしい物を手に取りましたら
いそいそとレジに並びます
お昼時ともなれば店内はなかなか混み合うもので、レジの前には常に4、5人の列が出来ている状態です
そして都内のコンビニの店員といえば
ギリギリ会話が通じるようで、実は全く通じていない外国人のアルバイトスタッフ
と相場が決まっております。
そこを気にしたらコンビニで買い物など出来ませんから、皆黙ってレジに並びます。
2、3分の後私の順番が来て、私は店員の前まで来て商品を渡します
店「イラッシャイマセ、ポイントカードハオモチデスカ?」
私「あ…いえ……ないです」
店「ハイ……ピッピッピッ(バーコードを読み込む音)デハオカイケイ、ニヒャクハチジュウエンデゴザイマス」
後ろに並んで居る人がいるので私は急いでお金を出そうとする
すると
店「オキャクサマ」
私「え…はい」
店「ポイントカードハオモチデスカ?」
私「あ……いや…ない、です」
その後無事に買い物を済ませた訳ですが、無駄にそのやり取りが印象に残ってしまい
ご飯を食べながらこんな事を考えてしまいました
(なぜポイントカードを持っているか否かをそんなに疑われなければいけないのか!?)
私の返答が聞き取りづらかったのか忙しくて焦って2度聞いてしまったのか分かりませんが、それにしたって
余りにも濁りなく同じトーンで同じ質問をされた
事がなんだか可笑しくて、でもちょっぴりイラっとしたというお話でした。
屈折した母の愛情と現実から逃げ出し現実を見た少年の話 【田園に死す】
一番の見所は母親が赤ん坊を川に流す場面で陰鬱な音楽と共に川上から立派な雛壇が颯爽と流れてくるシーン。
爆笑。
余りにもシュールかつ意味不明過ぎて笑うしかない。
このシーンだけでも見て欲しい位インパクトが凄い。そしてきっと何の意味も無い。
そもそもこの映画の内容に意味があるのかどうかが分からない。
視覚的に強烈なシーンや随所にメッセージは感じるのだが、お話としての整合性というか内容は重視していないのかなと思いました。
観賞中は夢の中に居るような感覚で、まるで不思議の国のアリスの様な摩訶不思議な登場人物と展開が続く。
ただこの映画はワンダーランドではない。
人間は狡いし、弱いし、醜い部分を多分に含んだ生物であることを再認識させられる様な描写が散見される。
故に人は面白いのだということも伝わってくる。
そして話の根幹は過保護で息子に依存する母親という存在と、母の歪んだ愛情に苦しめられる息子が現実から逃げ出し現実に傷つけられるというものだ。
相手を見守ることも愛情であり、現実から逃げた先に居場所は無いのだと思う。
不思議な映画だが、唯一無二の魅力あふれる映画だと思う。
異端のアニメ劇中歌 J・A・シーザー 【わたし革命ファルサリア<<起源譜>> <<変身譜>>】
アニメ 少女革命ウテナで使われたJ・A・シーザー氏の楽曲群を収録したアルバム
【わたし革命ファルサリア<<起源譜>> <<変身譜>>】
<<起源譜>>」はJ・A・シーザーと天利英跡が編曲を手がけたアルバムで、もう1枚の「わたし革命ファルサリア<<変身譜>>」は光宗信吉が全曲のアレンジを担当。
…との事。
ただ、個人的には起源譜の方がより曲の毒々しさというか、抽象的な表現だけど音質やアレンジ等よりヤバイ雰囲気は出ていると思う。
やや粗い感じがより一層アングラ感を際立たせているといった感じ。
内容は基本変拍子多めのハードロック、プログレッシブロック風のオケに童謡のような何処か陰鬱な雰囲気のメロディーを奇天烈な歌詞で合唱で歌うという凄くアレな内容です。
間違いなく他のアーティスト作品では味わえない唯一無二感があります。
圧倒的に怪しく、アングラな雰囲気を全力で放出した作品です。
ロックファン、アングラオタク、サブカルクソ女な方なら聴く価値はあるでしょう。
聴いているときの「やべー、俺今超ヤバイ曲聴いてるwwwこんなん聴いてる俺マジ危ないわー!普通じゃないわー!www」感が半端ない。
Dir en gray の「GAUZE」と合わせて心の病んでいる方、中二病の方にお勧めの一枚。
…両作品とも馬鹿にしてません。どちらもアートとして大好きな作品です。
毛色は違うけど「八十八ヶ所巡礼」の曲に似た雰囲気はあるかも。
まぁやっぱりアングラって事ですね。
特に曲のタイトルと歌詞の感じがたまらないですね。
「バーチャルスター発生学」「暁の子ルシフェル天使」「天地創造すなわち光」
「体内時計都市オルロイ」…etc
このワードだけでご飯三杯行けますね。御馳走さまです。
自分が認識している世界が何故現実だと言えるのか?
朝目を覚ましたとき、それが夢では無く現実だと何故言えるのでしょうか?
私は寝る前に記憶した情報と朝目を覚ましたときの状態が地続きで繋がっているから現実だと判断して、いつも通り顔を洗って、歯を磨いて、服を着替えて出勤して行くのですが
そもそも自分の記憶が正しいと何故言えるのでしょうか?
アニメの攻殻機動隊では電脳という技術により、他人の脳にハッキングしたり、ウィルスで人の記憶を操作したりする描写がありますが
そんなSFの世界で無くとも、そもそも人間の脳自体曖昧で都合の良いように出来ていると思うのです。
子供の頃に自分が体験したと思っている出来事が、実は他人から聞いた話でそれを自分の中で実体験として変換してしまっていたり
他人の態度や振る舞いを都合の良いように解釈して好かれていると勝手に思い込んだり
年齢を重ねて他人と関わる機会や外部から得た情報が一定値を越えると、記憶のハードディスクは不要とおぼしき情報を消したり記憶同士の関連性からフォルダ毎にまとめてくれているように、私は勝手に思っています。
よく思い出補正とか、体験したことを美化したりするのは悪い面を不要な情報として処理してしまっているからで
ネットや他人からの情報を自分が体験した様に錯覚してしまうのも情報のインプット元の記憶を忘れているからじゃないでしょうか
若い頃はいくらでも情報を取り込んで行けるように思っていましたが、この情報社会においてはインプットされる情報が余りにも膨大過ぎるのかもしれません。
飛躍した考えになってしまいますが、今後ゲームやアニメ、映画や舞台等外部から得た情報と自身の体験した記憶の境目が脳の処理よってどんどん曖昧になって行く様に私は感じるのです。
メディアやエンタメはどんどん進化して新しい体験を追及して行きますが、人間の脳はその進化について行けるのでしょうか?
現実と虚構の境目が消えたとき、人はどうなってしまうのでしょうか?
馬鹿げた考えとは思いつつも
ふとそんな不安でいっぱいになってしまうのは、私だけでしょうか
現実と虚構の間 園子温「リアル鬼ごっこ」
原作を読まずに原作の名前を使っちゃったヤバい作品、園子温監督の「リアル鬼ごっこ」
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初っぱなのグロシーンもいつもの園さんって感じでそこまで驚きもしません。
ただ、主人公が訳もわからず不可解な現象や不条理な展開に巻き込まれ、周囲の人間に流されるがままに話が進んでいく様は実に怖い。
日常が突然壊され、自分だけ理由がわからず、周囲の人間の態度が皆おかしい…
映画だからその後あり得ない展開にはなるけれども、現実でもこういう状況って全然あり得ると思えませんか?
拍車をかけて怖いのが後半まで登場人物が女性しかいないところ。
結婚式場に到着した主人公に馬鹿にするような笑顔を振り撒く女性達…怖い。
こういう絵面を見ると、現実でも周囲の人間は上っ面では祝ってくれてるような態度を見せていても、陰では馬鹿にしたり笑ったりしてるんじゃないかって被害妄想が止まらなくなる…
個人的にはグロテスクなシーンなんかより、周囲の人達が急に変になったり、何を考えてるのか分からなかったり、何かを隠してる様な素振りを見せられる方がずっと怖いと思った。
それが映画でも、現実でも…。
最近見たドキュメンタリー作品についてぼやく
自分が好きな邦画の映画監督さんは二人居りまして、一人は今は亡き寺山修司さん、もう一人は園子温さんです。
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で、先日TSUTAYAでDVDを借りて観たのがこちら
まぁ、よくある監督に密着したドキュメンタリーですね。
因みに一番好きなシーンはドキュメンタリーの撮影スタッフに「こういうシーンをちゃんと押さえなきゃ駄目だよ」って園さんがダメ出しするシーンでした。園さんらしいなぁ。
作品の内容としては園さんの絵を描くアトリエが見れたり、撮影現場や個展の裏側、自宅や妹宅が見れたりって感じです。
園さんファンなら、楽しめると思いますよ。
逆にマニアの域まで行かれた方には物足りないのかな?と思いました。全く見る価値が無い訳ではないと思いますが。
あとは奥さんへのインタビューがなかなか印象的でしたね。
昔を思い出しながら話してる内に色々な感情が溢れてしまったみたいで、涙を堪えきれなかった様です。奇才監督の奥さんも大変ですねぇ…
ドキュメンタリー繋がりで一緒に借りて観たのがこちら
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80年代のヘヴィーメタル全盛期にシーンで活躍中のバンドマン達にインタビューした作品。
とにかく酒とSEXの話が延々と続く衝撃の内容!
他に話すことは無いのか?!機材の話とか、下積み時代の苦労話とか…
ただ欲求を隠さずあけっぴろげに語る彼らの清々しい事。
自分をクズと言い切り、同じようにメタルバンドで一旗上げようとしている人たちに向けて「止めておけ」と言い放つ。全部本音だろうね。
個人的にバスローブっぽい服を着て自宅で朝食を作るオジー・オズボーンがなんかツボった。可愛い。
後半ドラッグの話になると皆顔を曇らせ、口を揃えて「ドラッグだけは手を出しちゃいけない」って言うのがなんか切実。
ドラッグ漬けで音楽活動出来なくなった友人知人が沢山いるんだろうね。怖い怖い…
改めてこの時代のライブ映像観るとまぁホントに皆演奏力の高いこと!
特にエレキギターは本当に鬼ですね。
ナンデソンナニユビガハヤクウゴクノ?
特にハードロック、ヘヴィメタルファンって訳ではなかったですが十分楽しめました(^ω^)